地方競馬スター列伝
長い地方競馬の歴史の中で特に活躍したスターホースたち。その一部をご紹介します。
ハイセイコー
昭和の競馬史に輝く名馬の1頭がハイセイコー。大井競馬場でデビューすると、6戦6勝。2着馬につけた着差の合計が56馬身の快進撃。中央に移籍して弥生賞、皐月賞も連勝。日本中で競馬ファン以外を巻き込んでの「ハイセイコーブーム」が起こりました。
オグリキャップ
世は競馬ブームの真っ盛り。そのブームの中心として、アイドルホースになったのがオグリキャップ。笠松競馬で10勝を挙げ、鳴り物入りで中央に移籍。そして並みいるライバルとの名勝負を繰り広げるたびに、オグリブームは沸騰していったのです。引退レースとして迎えた平成元年の有馬記念。終わったはずのオグリが奇跡の復活を遂げると、日本中が感動の渦に巻き込まれたのでした。
メイセイオペラ
日本の競馬史上初めて、地方馬として中央のGⅠレースに勝ったのがメイセイオペラ。岩手競馬に所属しながら出走した平成11年のフェブラリーSでは、中央の並みいる強豪を封じて快勝。史上初の快挙を達成しました。そのほか、帝王賞を勝つなどGⅠレース3勝の成績を残しました。
コスモバルク
北海道競馬所属ながら、中央競馬への挑戦を続けるコスモバルク。ラジオたんぱ杯2歳S、弥生賞を連勝してクラシックの最有力候補に躍り出ました。「地方競馬の星」として臨んだクラシックでは惜しくも勝つことはできませんでした。しかし、その挑戦は大きな話題と感動を呼びました。
ハルウララ
勝たなければいけない競馬の世界で、負ければ負けるほど人気を集めていった不思議な馬がハルウララ。平成16年3月には武豊騎手を鞍上に迎え、国民的ブームを巻き起こしました。
ライデンリーダー
地方馬が、中央のすべてのGⅠに出走できるようになった平成7年、その象徴として現れたのが、笠松のライデンリーダー。地元、笠松で10戦10勝。中央へ挑戦した4歳牝馬特別では、他馬が止まって見えるほどの豪脚を発揮。今は中央で活躍する安藤勝己騎手を背に、地方代表として日本中を盛り上げました。
スーパーペガサス
ばんえい競馬のスーパースターがスーパーペガサス。すでに40勝以上をマーク。さらにばんえい競馬最大のレース、ばんえい記念を3連覇(平成18年3月18日現在)、4年連続で最優秀ばんえい馬のタイトルを獲得。長きに渡ってばんえい競馬の王者に君臨し続けています。